OCEAN DOCKYARD  ~1/200 model ship builder~
1/200スケールでラジコン船を製作しています。
愛しのソ連海軍~その2~
バルト艦隊も駄目,太平洋艦隊も駄目。

しかし,忘れてもらっちゃ困るのは,ソ連第三の艦隊だ。

そう,黒海には僕らの希望の星,「ソヴィエト・ブラックシー・フリート」がいるじゃないか!!ウラー!!

と,いうわけで今回はソ連黒海艦隊についてお送りしております。



ソ連黒海艦隊は,敵勢力による海上のプレッシャーが他の海域よりも少なかったため,それなり(世界基準)に,いや,活発(ソ連基準)に活動している。

その活躍の最たるものは,セヴァストポリ要塞に対しての輸送を含む支援活動であろう。

ドイツ軍に包囲されたセヴァストポリ要塞に対して,黒海艦隊の諸艦,とりわけ巡洋艦と大型駆逐艦は,その高速をいかして強行輸送を行ったのである。

中でもイタリア生まれの大型駆逐艦タシュケントは40ノット近い超高速艦であり,行きには救国の熱意に燃える数百人の屈強なイワン達を詰め込んで出港した。

おそらく船内は,ウォッカと熱気と体臭で,戦場よりも恐ろしい状態になっていたに違いない。記録によれば「貨車を積みすぎて船腹が破れた!」とあるが,乱闘騒ぎによる破壊活動によるものと思われる。

そんなアナーキーな状態で港に突入!!

「援軍」と称した酔っ払い軍団が戦線になだれ込む!

もうこうなったら,敵も味方もあったもんじゃない。

手榴弾と間違えてウォッカの空き瓶を投げつけ,ピロシキと間違えて手榴弾をかじった奴がたくさんいたに違いない。



帰りは民間人やら負傷兵やらを,甲板上にあふれかえるまで満載し,恐るべきことにその状態でドイツ軍陣地に対して艦砲射撃を決行!

撃破した人数と,射撃時の爆風に吹き飛ばされた人数の,どちらが多かったのかは分からない。



いや分かりたくもない・・・。


こんな涙ぐましい努力にも関わらず,クリミア半島の堅城として名を馳せたセヴァストポリ要塞も哀れ落城。

決め手は陸上からの巨大列車砲による砲撃だったそうな・・・

つまりは艦砲が列車砲に負けたってことだね。(残念!)



前線基地を失ってしまった残存艦艇は,ポチなどの黒海沿岸の基地から懲りずに出撃。

巡洋艦モロトフは,フェオドシア周辺で嫌がらせをしてやろうと画策するも,イタリアの魚雷艇によって艦尾を吹き飛ばされてしまう。

「少人数のイタリア軍には気をつけろ!!」という戦場の鉄則を忘れていたらしい。



その後も,ちょこちょこ出てこようとするのだが,相手にされなかったり,出てきたことすら気づかれなかったりして大規模な戦闘は発生していない。

しかし,1943年10月,決定的な事件が起きてしまう。

大型駆逐艦ハリコフが,護衛駆逐艦の2隻もろとも沈められてしまったのだ。

空襲で動けなくなった僚艦を助けようとして,結局部隊が全滅したという何ともいえない事件だった。

これには髭のスターリンおじさんも激怒!

これ以降,駆逐艦以上の大型艦は動くのにいちいとスターリンの許可が必要となり,活動が不活発になってしまったのでありました。



というわけで,ソ連海軍の魅力を紹介するはずが,どうしようもない駄目出しで終わっちまいました。

所詮,「労農赤軍」を標榜するソ連軍には海軍は似合わぬ組織であったのでしょう。

せめて「漁労赤軍」であったなら,もう少しまともな戦いをしたはず,と思うのはオイラだけではないだろう。


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