OCEAN DOCKYARD  ~1/200 model ship builder~
1/200スケールでラジコン船を製作しています。
鬼の1/200 ビスマルク~魂の修行編~
さぁさぁ,今日はおいらが持っている1/200ビスマルクのキットをご紹介しちゃいますよ~。

1/200ビスマルクのキットというと,アシェット社の「週間ビスマルク」を想像しがちですが,おいらが持っているキットは残念ながらそれではありません。(本当に残念だ!)
おいらのは,ドイツはアエロナウト社謹製のスーパーキットでございます。
これが箱です。ひたすらでかいです。
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このキットは,長い長い悠久の歴史があるらしく,日本人の感覚から言うと「キット」ではなく,限りなく「素材」に近いものがあります。プラモと勘違いして購入してしまうと,気の早い人なら即座に消費者センターに被害届けを提出しそうなレベルかもしれません。

こちらがキットの中身と作りかけの様子です。
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写真では,おいらがすでに結構手を加えてあるので,謎の木片の山だったものが,なんとなくビスマルクの上部構造物的な形になっておりますが,キットのままだと物凄くワイルドな状態で巷に出荷されております。

おいらが,初めてこのキットのふたを開けた時。そう,10数年前のあの日・・・。
はるばるドイツから我が家に届いた憧れのビスちゃん♡
はちきれんばかりの期待に,胸を踊らせつつ箱を開けたその瞬間!!


おいらの目は,針の穴ほどの小さな小さな点になってしまったのです。

「俺,積み木セット買った覚えないんすけど・・・」

箱を開けると,ABS製のバスタブみたいな船体と,なんだかよく分からん大量の木片がゴロゴロと入っておりました。
せめて,この木片がどこのパーツなのか記載されていれば,まだましだったのですが・・・。
まるで,完成図の無い立体ジグソーパズルのようでございました。

「ドイツ国民よ,これで一体何を作れというのか!?」

激しく動揺したおいらは,組み立て説明書を狂ったように探し回りましたが,そんなものはついぞ見つからず,代わりにやたらとでかくて精密な図面が何枚も何枚も入っていたのでした。これが図面です。
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「どう考えても,この木片を組み上げただけで,こんな精密なモデルになるわけないだろ!」とツッコミを入れたくなりましたが,その時おいらの頭の中に電撃のように,この言葉が閃いたのであります。


「虎穴に入らずんば,虎児を得ず!」


そう,ドイツといえば名戦車ティーゲル(無敵・最強・鬼かっこいい!)を生み出した偉大なる国家であります。
ドイツ国民は,幼少の頃より工作(Die Arbeit)に慣れ親しむ事で,世界に冠たる驚愕のテクノロジーを磨き上げたに違いないのです!!
これはメーカーの手抜きではなく,「製作者の工作技術力を少しでも伸ばしてやろう」という厳しくも温かい心遣いに他ならないのであります!!

獅子の愛たるや,自らの子を谷底に突き落とすほど厳格なのでありましょう・・・。

読者諸兄,それに比べて日本の模型界を取り巻く今の状況はどうでしょう?
同じスケールのキットでも,○模の大和に対して,やれモールドが甘いとか,考証が間違っているだとか・・・。

このキットには,そもそもモールドなんて甘っちょろいものは存在しません。
考証? ふっ,1mのバスタブと意味不明の積み木の山にそんなもんを求める方が野暮ってもんです。

この偉大なるキットからは,
「本当に大戦艦ビスマルクが欲しいのなら,必要な材料は入れておいてやったから,創意工夫を凝らして作ってみやがれ!」というメッセージが,いや・・・・


「ここで貴様のゲルマン魂を見せ

てみろ!!!」



という情熱で煮えたぎるような,熱い熱いメッセージすら感じ取れる,まさに男の中の漢なキットなのでありました。


で,今このキットがどうなっているかといいますと・・・

押入れに直行便でございますよ。チャンチャン。
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コメント
コメント
すごいの買ったんですね。
さぞかし散財だったでしょう。
図面があればできなかないでしょう。
スクラッチよりは楽そうだし。

やっちゃえー・・・置き場所あるの?(爆)
2011/09/23(金) 22:45:10 | URL | 真鶴住人 #xoejNlHw [ 編集 ]
買ってたんですね
私も、10数年前にボーナス出たら買おうとか思ったりしてたんですが、中を見て止めました。で、武蔵にするためのニチモ大和を買いました。でも、azukenさんなら大丈夫。完成させましょう。
2011/09/24(土) 06:30:54 | URL | naruchan #- [ 編集 ]
Re: タイトルなし
> 真鶴さん

> さぞかし散財だったでしょう。
いやはや,当時は1/200のキットってだけでボーナスつぎ込む価値あり!との勢いで買ってしまいました。
写真の状態まで一月くらいで出来てしまったので,確かにスクラッチに比べれば手間隙は大幅に軽減と言え,さすがはキットというべきなのでしょう。
でも,やっぱしでかすぎるので現在は実家の押入れしか居場所がないのです。残念!
いつかは広い家に住みたいです。しかも海とRCやれるような池が近くにあるところだと最高です。
2011/09/24(土) 08:05:58 | URL | azu ken #- [ 編集 ]
Re: 買ってたんですね
> naruchanさん
さすがはnaruchanさん,このキットにも目を付けていらっしゃいましたか。
このビスマルク,建造がストップしてしまった最大の理由は,とある有名なRC艦船モデラーの方から1/200ビスマルクを頂いちゃったからなんですね~。
これがまた物凄い出来が良くて,わざわざ自分で作る意味を喪失してしまいました。
生粋のドイツ海軍ファンならば,「すわ好機到来!」とばかりにティルピッツとして竣工させ,グナイゼナウ,プリンツオイゲンと揃えて,レーダー提督の気分を味わったところなのでしょう。
しかし,フランスやイタリア海軍ファンの私には,どうやらゲルマン魂が不足していたようです。
いつか,もらったビスマルクのほうを走航会にお持ちしますよ。
2011/09/24(土) 08:16:38 | URL | azu ken #- [ 編集 ]
挑戦的ですなあ
スッゴいキットですね(^o^)
安ければいいんでしょうが、スッゴい高いんでしょ?!

日本のプラモの進化が異常なのかな?!とも思いますが
あまりに良く出来てると誰でも出来ないレベルの超絶改造に走り、入門をためらいますもんね

素材キットかー、その突き放し感がMなふぢさわにはたまりませんな!(^.^)
2011/09/24(土) 12:52:58 | URL | ふぢさわてつや #- [ 編集 ]
Re: 挑戦的ですなあ
> ふぢさわさん
本当にいろんな意味でスッゴいキットでしたよ。
「模型とは何ぞや?ものづくりとは何ぞや?」ということを考えさせられるキットです。
ある意味哲学的ともいえる内容です。
私はこれ以降,基本的にキット購入は諦めたので,ふんぎりをつけてくれたありがた~い存在となりました。
いやはや,一人立ちって甘えを断ち切るところからのスタートですよね。
そんなこと言いつつ,最近は「ペパクラの型紙がないと作れないなあ」と思ってしまう自分がいます。
ちなみに,この素材キットのラインナップにはシャルンホルストやプリンツオイゲンなどがあったりするので,やる気しだいでドイツ艦隊を1/200のビックスケールで再現することが可能です!
ドイツ海軍ファン且つドMなモデラーなら必須アイテムといえます。


2011/09/24(土) 18:20:24 | URL | azu ken #- [ 編集 ]
お話には伺ってましたが、想像を絶する積木っぷり(木端というべき?)ですね。
というかタミヤも昔は木製ソリッドの頃はこんなかんじだったのかなぁ。
作る気持ちのほかに「根性」と「技術」がないとめげますよね。
ペパクラのラジコン化のほうが御気楽なのかも。笑
2011/09/24(土) 21:04:49 | URL | マイロン #- [ 編集 ]
後手、今井化学1/250大和~
我が家にも叔父から貰った今は無き今井化学製の1/250木製大和が有りますが、速攻で押し入れに直行でした。いやだって当時小学生だった私にはハードル高すぎだヨ叔父さん・・・。かと言って今となっては作る気にもなれずただただ体積を主張する箱が・・・。
2011/09/24(土) 21:06:30 | URL | ナオ #eYj5zAx6 [ 編集 ]
Re: タイトルなし
> マイロンさん
明らかにペパクラからラジコン化する方が楽だと思います。
工程数はペパクラの方が多いかもしれませんが,どこの部品がどうなるのかが明らかになっている分(なっていないものもありますが)精神的に安心できると思われます。
とにかく,一番苦労したのは積み木が一体どこのパーツなのかを推理することだったりしました。
正にソリッドモデルからプラモへの過渡的な製品なんだと思います。
そういう意味では,模型界のシーラカンスとして保護されてしかるべきかも知れません。
2011/09/25(日) 00:09:38 | URL | azu ken #- [ 編集 ]
Re: 後手、今井化学1/250大和~
> ナオさん
ブログの記事拝見いたしました。
今井科学の木製大和もなかなかに鋭いキットでありますね。
私は完全にプラモ世代の人間なので,あの基礎形態丸出しの木片を見せつけられてしまうと,製作意欲がモリモリと減退してしまいました・・・。
これを小学生が作り上げられたら,ある意味凄すぎる小学生ですね。
いったいどんな大人になるのやら?

私が考えるに,ナオさんのような大人になると思いますよ。

2011/09/25(日) 00:15:29 | URL | azu ken #- [ 編集 ]
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