OCEAN DOCKYARD  ~1/200 model ship builder~
1/200スケールでラジコン船を製作しています。
1/200ビスマルク嫁入り決定
今から10年ほど前でしょうか、四国にお住まいの1/100RC艦船模型で有名なモデラーの方から、1/200ビスマルク、プリンツ・オイゲン、フッドを頂きました。
貰った当初、あまりの技術力の高さに驚愕すると共に、大いにそれからの造船の参考とさせていただきました。

そして本日、これからラジコン艦船を作ってみたいという方に、ビスマルクをお譲りさせていただくことになりました。
ビスマルクさん、もう一度一人のモデラーを育ててあげてください❗
2017081816021648d.jpg

しかし、最後までこのモーター水冷装置はコピーすらできませんでしたよ。未だにおいらの船は小型ファンによる空冷式でございます。
2017081816013514b.jpg

このビスマルクには、プロの職人の技が詰まっていますので、見ているだけでも勉強になりました。長年お世話になった船に感謝であります。
スポンサーサイト
鬼の1/200 ビスマルク~魂の修行編~
さぁさぁ,今日はおいらが持っている1/200ビスマルクのキットをご紹介しちゃいますよ~。

1/200ビスマルクのキットというと,アシェット社の「週間ビスマルク」を想像しがちですが,おいらが持っているキットは残念ながらそれではありません。(本当に残念だ!)
おいらのは,ドイツはアエロナウト社謹製のスーパーキットでございます。
これが箱です。ひたすらでかいです。
DSC00131.jpg

このキットは,長い長い悠久の歴史があるらしく,日本人の感覚から言うと「キット」ではなく,限りなく「素材」に近いものがあります。プラモと勘違いして購入してしまうと,気の早い人なら即座に消費者センターに被害届けを提出しそうなレベルかもしれません。

こちらがキットの中身と作りかけの様子です。
DSC00142.jpg

DSC00133.jpg

DSC00134.jpg

DSC00135.jpg

DSC00132.jpg

DSC00137.jpg

DSC00136.jpg

写真では,おいらがすでに結構手を加えてあるので,謎の木片の山だったものが,なんとなくビスマルクの上部構造物的な形になっておりますが,キットのままだと物凄くワイルドな状態で巷に出荷されております。

おいらが,初めてこのキットのふたを開けた時。そう,10数年前のあの日・・・。
はるばるドイツから我が家に届いた憧れのビスちゃん♡
はちきれんばかりの期待に,胸を踊らせつつ箱を開けたその瞬間!!


おいらの目は,針の穴ほどの小さな小さな点になってしまったのです。

「俺,積み木セット買った覚えないんすけど・・・」

箱を開けると,ABS製のバスタブみたいな船体と,なんだかよく分からん大量の木片がゴロゴロと入っておりました。
せめて,この木片がどこのパーツなのか記載されていれば,まだましだったのですが・・・。
まるで,完成図の無い立体ジグソーパズルのようでございました。

「ドイツ国民よ,これで一体何を作れというのか!?」

激しく動揺したおいらは,組み立て説明書を狂ったように探し回りましたが,そんなものはついぞ見つからず,代わりにやたらとでかくて精密な図面が何枚も何枚も入っていたのでした。これが図面です。
DSC00140.jpg

「どう考えても,この木片を組み上げただけで,こんな精密なモデルになるわけないだろ!」とツッコミを入れたくなりましたが,その時おいらの頭の中に電撃のように,この言葉が閃いたのであります。


「虎穴に入らずんば,虎児を得ず!」


そう,ドイツといえば名戦車ティーゲル(無敵・最強・鬼かっこいい!)を生み出した偉大なる国家であります。
ドイツ国民は,幼少の頃より工作(Die Arbeit)に慣れ親しむ事で,世界に冠たる驚愕のテクノロジーを磨き上げたに違いないのです!!
これはメーカーの手抜きではなく,「製作者の工作技術力を少しでも伸ばしてやろう」という厳しくも温かい心遣いに他ならないのであります!!

獅子の愛たるや,自らの子を谷底に突き落とすほど厳格なのでありましょう・・・。

読者諸兄,それに比べて日本の模型界を取り巻く今の状況はどうでしょう?
同じスケールのキットでも,○模の大和に対して,やれモールドが甘いとか,考証が間違っているだとか・・・。

このキットには,そもそもモールドなんて甘っちょろいものは存在しません。
考証? ふっ,1mのバスタブと意味不明の積み木の山にそんなもんを求める方が野暮ってもんです。

この偉大なるキットからは,
「本当に大戦艦ビスマルクが欲しいのなら,必要な材料は入れておいてやったから,創意工夫を凝らして作ってみやがれ!」というメッセージが,いや・・・・


「ここで貴様のゲルマン魂を見せ

てみろ!!!」



という情熱で煮えたぎるような,熱い熱いメッセージすら感じ取れる,まさに男の中の漢なキットなのでありました。


で,今このキットがどうなっているかといいますと・・・

押入れに直行便でございますよ。チャンチャン。

テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用